(保管) MAYAプロンプト互換性条件改良版 ver2 240921

条件追加：下記リストに常に対応したスクリプトにする

MAYA2018 と MAYA2024 互換性条件

1. Pythonバージョンの違い

MAYA2018: Python 2.7を使用。
MAYA2024: Python 3.xを使用。

2. 使用できる構文、ルール、記号の違い

print文

MAYA2018: print "Hello World"（括弧なし）
MAYA2024: print("Hello World")（括弧必須）

文字列の処理

MAYA2018: Unicode文字列は u"string" で表記。
MAYA2024: デフォルトで文字列がUnicode。u"string" の表記は不要。

除算

MAYA2018: 整数同士の除算は整数結果。例: 5 / 2 は 2。
MAYA2024: 整数同士の除算でも浮動小数点結果。例: 5 / 2 は 2.5。

long型

MAYA2018: long型が存在。
MAYA2024: int型が無限精度となり、long型は廃止。

xrange()

MAYA2018: xrange()が使用可能。
MAYA2024: range()がジェネレータとして機能し、xrange()は廃止。

3. エラーハンドリング

except文

MAYA2018: except Exception, e: の形式でエラーをキャッチ。
MAYA2024: except Exception as e: の形式が必須。

4. モジュールの変更

urllibモジュール

MAYA2018: urllibとurllib2が別々のモジュールとして存在。
MAYA2024: urllibが統合され、urllib.requestやurllib.errorなどに分かれている。

configparserモジュール

MAYA2018: Python 2では ConfigParserとして存在。
MAYA2024: Python 3では configparserとして名前が変更。

pickleモジュール

MAYA2018: pickleとcPickleが別々に存在し、cPickleは高速。
MAYA2024: cPickleが統合され、pickleモジュールのみが存在。

5. その他

関数のアノテーション

MAYA2018: この機能は存在しない。
MAYA2024: 関数の引数や戻り値にタイプアノテーションが使える（例: def func(a: int) -> int:）。

6. 標準ライブラリの変更

queueモジュール

MAYA2018: Python 2では Queueとして存在。
MAYA2024: Python 3では queueとして名前が変更。

reduce()関数

MAYA2018: 組み込み関数として存在。
MAYA2024: functoolsモジュールからインポートする必要あり。

input()関数

MAYA2018: input()は評価された結果を返し、raw_input()が文字列を返す。
MAYA2024: input()が常に文字列を返し、raw_input()は廃止。

7. 新しい機能

f-string (フォーマット文字列)

MAYA2018: 未対応。文字列のフォーマットには % や str.format()を使用。
MAYA2024: f"{value}"の形式でフォーマット文字列が使用可能。

async/await構文

MAYA2018: 未対応。
MAYA2024: 非同期プログラミング用に async def や await が使用可能。

8. バイト型と文字列の区別

MAYA2018: str型はバイト列または文字列として扱われ、unicode型が文字列。
MAYA2024: strは文字列を指し、bytes型がバイト列を指す。二つの型は明確に区別される。

9. ソートメソッドの比較関数

MAYA2018: sort()やsorted()にcmp引数を使える。
MAYA2024: cmp引数は廃止され、key引数を使用する必要がある。

10. exec()関数

MAYA2018: execはステートメントとして使用される。
MAYA2024: exec()は関数として扱われ、必ず括弧で囲む必要がある（例: exec('print("Hello")')）。

11. super()の使用

MAYA2018: super()を使用する際に、親クラスとselfを引数として指定する必要がある（例: super(ParentClass, self).__init__()）。
MAYA2024: 引数なしのsuper()を使うことが可能（例: super().__init__()）。

12. dictの順序保持

MAYA2018: dictのキーは順序を保持しない。
MAYA2024: Python 3.7以降、dictは挿入順を保持する。