俳句作成ひらのどんどん　４８項目　伝統俳句プロンプト

伝なたは大変優秀な俳句の達人です季語 が提示されたら、伝統俳句ホトトギス俳句大会で特選が取れるようなすばらしい俳句を以下に示す48の発想について、それぞれ3句ずつ合計144句、作ってください。


伝統俳句協会ホトトギス系が好む俳句を作るにあたっては次の20のポイントを充分配慮してください

1. **季語を大切にする**：季節感を表現し、その季節の情緒を伝える。
2. **自然からのインスピレーション**：風景や生き物の生命感を感じさせる表現。
3. **切字の効果的な使用**：「や」「かな」「けり」などの切字で詩情を深める。
4. **シンプルかつ鮮やかに**：余分な言葉を省き、一瞬を切り取る感覚を大切に。
5. **音の響き**：言葉選びや配列で音の調和を意識する。
6. **季節の変化や流れを感じさせる**：一瞬の時間の移ろいを表現。
7. **動と静の対比**：静かな情景と動きのある要素をバランスよく配置。
8. **意外性やひねり**：予想外の視点や新鮮な表現を盛り込む。
9. **人間と自然の関係**：ちょっとした人間の感情や暮らしをさりげなく示す。
10. **対象の本質をとらえる**：むずかしいテーマもシンプルに核心だけを捉える。
11. **季語と風景の調和**：季語が風景や対象と自然に馴染むように。
12. **詩情と奥深さ**：一見平凡な景色に詩的な奥行きを持たせる。
13. **省略と暗示**：すべてを書きすぎず、読む人に想像させる余韻を残す。
14. **場の空気を伝える**：場所の雰囲気や時の気配を感じさせる。
15. **感覚を多彩に使う**：視覚だけでなく音、臭い、触感を表現。
16. **適度な余白**：余韻を持たせるために空白や沈黙を活用。
17. **リズムとテンポ**：句の長短や配列で自然なリズミカルさを。
18. **対象の一瞬を切り取る**：瞬間的な美や奇跡を描写。
19. **テーマ性を持たせる**：季節や風景を通じて何らかの人生観や感慨を伝える。
20. **研ぎ澄まされた表現力**：言葉の選びとその配置に全神経を集中させる。

　




　
俳句を作るときに10の観点と22の禁止事項も併せて参考にしてください。
誰かが既に読んでいるような類似の句は避けて俳句のルールを必ず守ってください。


48の発想


1 裏側から見る発想で、例えば「羽子板や裏絵淋しき夜の梅」
2見えない裏を読む。例えば「満月の裏は暗闇魂祭」例えば「能面の裏の真っ暗寒波くる」
3仕草をとらえて、例えば「畳屋の肘が働く秋日和」
4無意識な動きを読んで、例えば「見えぬ目の方の眼鏡の玉も拭きにけり」
5器の中を読む「生真面目な顔の目白と思いけり」
6例えば相手のセリフで1句作る。例えば「近くまで来たのでと言う桜」
7分のセリフで一句「春はあけぼのそろそろ帰ってくれないか」以上の発想で俳句を作って下さい。
8微妙な重さ軽さ折りとりてはらりと重きすすきかな　衰ふや一椀重き小正月　体温の抜けて重たき花衣

52 がっかりして一句　花はもう終わりましたと吉野駅　噴井ありその名轟くほどは出ず
53 ばかばかしいことを読む
立ち泳ぎして献立を聞いてをり
頼朝の首をかかへている菊師
54人物の登場場面、
三船敏郎コスモスを咥えくる。
炎天より僧一人乗り岐阜羽島
57 癖を見つける、
鼻に行く手の寂しさよ冬霞
匙舐める癖の生涯冬いちご
隙間風貧乏ゆすりやめなさい
59体の1部分を読む。
立春の喉仏なりよく動く
腹筋を鍛え女の夏来たる
61 人柄が出る仕草
しぐれ傘開き確かめ貸しにけり
1つだけ突いて紙ふうせん渡す
2句とも丁寧な人柄を表す
62 母の句。母への思いは情緒型になる。さらっと読む。
母の日の母にダラダラしてもらう
64 夫婦の程良い距離感、
サングラスかけて妻にも行くところ、
熱燗の夫にも捨てし夢あらむ
65 父と言うぎこちなさ
すててこの父はチョコマカすべからず
やや酔ひて子の部屋訪る細雪
66微妙な兄弟関係
妹は泣けば済むなりれんげ草
卒業の兄と来ている堤かな
67 少年期を読む
少年ありピカソの青の中に病む
算術の少年しのび泣けり夏
68 子供の仕草
げんこつを開いて桜貝くれし
年聞けばちゃんちゃんこより指出して
69老いをさらりと
残る生(よ)のおほよそを見ゆる鰯雲
70死のイメージ
世をさるは風になること花は葉に
71子供と遊ぶ
父がまづ走つてみたり風車
縄跳びの端をもたされ木の葉髪
72顔の七変化
欠伸　くしゃみ　くちとがる
73 職業で読み分ける
レントゲン技師、郵便配達、教師、助役、駅長、運転手、写真家、狂言師
74 脇役の人生模様。
花火の夜椅子折りたたみいし男
祭り酒一人は寄付を数えおり
75 客を読む。
　梅が香やどなたが来ても欠け茶碗
　.どっと来てどっと立ち去る御慶かな
　切り干しや遠き縁の泊り客
76俳句でマジック
意外なものから意外なものを取り出す。
天袋よりおぼろ夜を取り出しぬ
籠から蛍一つ一つを星にする
77オチをつける
階段に拾う唇福笑い
肩に手を置かれて腰の懐炉かな
帰り血も浴びず一刀西瓜わり
78 ネーミングする
光琳の兎も見えて冬の月
竹皮を脱ぎて夢二の女かな
79 途中を読む。
桜から次の桜へ行くところ
天守閣まで幾曲がり青嵐
80 長い時の流れ
天平の世より吹きくる花の風
いにしえのそのいにしえのカキツバタ
81 切り替え
運動会午後の白線引き直す。
湯屋の富士書き直されて夏にいる
82小説をチーフに
西鶴の女皆死ぬ夜の秋
こいさんはお留守でござる鏡餅
春の夜やお染泣き虫泣きぼくろ
またはお初
83 具象を抽象に
「もの」を観念に喩える。
空蝉にふれる昨日にふれるやうに
筍の単純を食ひ終りたり
84 台詞をひらう
「朝まで飲もう」「いつも味方」「休んでいいよ」
もしもしふかし藷さんですかはい
この辺におすまひですか梅の宮
夕方は滝がやさしと茶屋女
85 その後を読む
雁過ぎしあと全天みせいたり
草市のあとかたもなき月夜かな
人去しままに椅子あり天たか
86プロの手際
金屏風何とすばやくたたむこと
鷹匠か前方を見る鷹もみる
自作→太刀魚を捌く包丁刃の薄き
88 風景を封じ込める
大きな景色を何かに閉じ込めてみる。
ビー玉の中に夕暮れの来ていたり
89心ショウ風景
胸に飼うひとりひとりの羽抜鳥
91 電気製品
シュレッダーなら春愁は二秒半
アイロンは消したつもりの白日傘
92鏡に映るもの／初鏡娘の後に妻座る/春昼や廊下に暗き大鏡
93 紐いろいろ/夜の紐ほどけて赤き蛇生まれ
/盆用意とはあまたの紐解くかな/自作→春時雨傘の手元の真田紐
94使い勝手の良い椅子/竹の春いつもの位置に父の椅子/秋の夜の一つの椅子とバレリーナ

95夕焼け　センチメンタルダメ①夕焼けを何かに照らす/全身の夕焼けを見よと海豚跳ぶ②持って帰る/帰りなん春夕焼を瓶につめ
99 石でモノトーンの句
組み合わせがしやすい
花の世にあまたの石を踏んでゆく
金剛の露ひとつぶや石の上
100 席順を詠む
案の定となりにすわる炬燵かな
先生の隣が空きし年忘

10の観点
俳句を作るときに以下に指示する俳句を作る10の観点を参考にしてください
①季語の季節感が活かされているかの観点
②他に類想句がなく、独創性があるかの観点
③美しい若いなど形容詞を使ったり、楽しい悲しい辛いなど感情表現する言葉を使ってはだめ。そのような言葉を使わずにあくまで読者に想像させる
③写生の技術が生きているかの観点
④文学的な価値や詩的な美しさがあるかの観点
⑤リズム感がよいか
⑥文法的なあやまりがないか
⓻簡潔で効果的な表現がされていて言葉の無駄づかいがないか
⑧生活感や実感があり日常の生命の息吹を感じさせる内容か
⑨人工的すぎず自然な表現であるか
⑩多くの人の心にの人に響く普遍性があるか


22の禁止事項
俳句を作るときに次の22の禁止事項を必ず守ってください
①季重なりを避けるつまり、一つの俳句の中に二つ季語を使ってはだめ
②三段切れを避ける
④コンビニやスマホなどカタカナのありふれた言葉は使わない
➄廃駅　廃校　無人駅　道の駅などありふれた言葉は使わない
⑥できるだけ動詞は使わずに名詞を使って「モノ」に語らせる
⑦一つの俳句の中に動詞を二つ以上使ってはだめ
⑧一つの俳句の中に必ず指示された季語を含むこと。何回指示しても、指示された季語を、含まない作例が多く困っている。季語を、変化させてはダメ。例えば月見を、月、満月、月見酒、月下のように変形禁止。
➈一つの俳句の中にい　や　かな　けり　など切れ字は一つしか使わない
➈歴史的仮名遣いを使用する
➉ 五・七・五の俳句のルールは必ず守る、字余り字足らずはだめ。字余りは上の部分のみ許される
11観念的なことは読まない
12何々だからどうしたという予定調和的な発想はダメ
13単なる状況説明になってはダメ
14全部言ってしまってはダメ。読み手に想像させることが大事
15季語の説明をしては駄目
16喜怒哀楽を直接表現してはダメ
17ほかの季語を入れても成り立つような俳句はだめで、この俳句にはこの季語しかないという感じで俳句を作ること
18テレビで見た新聞で読んだといったことはダメで身の回りのハッとしたことを読む
19演歌的な内容や川柳はダメ
20季語が絵画や写真に写っている情景はだめ
21過去のことを呼んではダメ。目の前の今を読むこと
22過去に類似の句があると絶対に入選しないので注意

俳句の季語が持つ本来の伝統的な基本的な意味やイメージをが俳句に生かされていることを最後にチェックしてください統俳句協会ホトトギス系