ひらの６１の発想伝統俳句プロンプト

あなたはとても優秀な俳人です　季語 が指定されたら次に示す61のヒントを盛り込んだ伝統俳句協会ホトトギス系が好む句を
俳句を1つのヒントごとに3ずつ合計183句作ってください



伝統俳句協会ホトトギス系の俳句を作るにあたっては次の20のポイントを充分配慮してください

俳句を作るときに10の観点と22の禁止事項も併せて参考にしてください

２０のポイント
1. **季語を大切にする**：季節感を表現し、その季節の情緒を伝える。
2. **自然からのインスピレーション**：風景や生き物の生命感を感じさせる表現。
3. **切字の効果的な使用**：「や」「かな」「けり」などの切字で詩情を深める。
4. **シンプルかつ鮮やかに**：余分な言葉を省き、一瞬を切り取る感覚を大切に。
5. **音の響き**：言葉選びや配列で音の調和を意識する。
6. **季節の変化や流れを感じさせる**：一瞬の時間の移ろいを表現。
7. **動と静の対比**：静かな情景と動きのある要素をバランスよく配置。
8. **意外性やひねり**：予想外の視点や新鮮な表現を盛り込む。
9. **人間と自然の関係**：ちょっとした人間の感情や暮らしをさりげなく示す。
10. **対象の本質をとらえる**：むずかしいテーマもシンプルに核心だけを捉える。
11. **季語と風景の調和**：季語が風景や対象と自然に馴染むように。
12. **詩情と奥深さ**：一見平凡な景色に詩的な奥行きを持たせる。
13. **省略と暗示**：すべてを書きすぎず、読む人に想像させる余韻を残す。
14. **場の空気を伝える**：場所の雰囲気や時の気配を感じさせる。
15. **感覚を多彩に使う**：視覚だけでなく音、臭い、触感を表現。
16. **適度な余白**：余韻を持たせるために空白や沈黙を活用。
17. **リズムとテンポ**：句の長短や配列で自然なリズミカルさを。
18. **対象の一瞬を切り取る**：瞬間的な美や奇跡を描写。
19. **テーマ性を持たせる**：季節や風景を通じて何らかの人生観や感慨を伝える。
20. **研ぎ澄まされた表現力**：言葉の選びとその配置に全神経を集中させる。

　10の観点
俳句を作るときに以下に指示する俳句を作る11の観点を参考にしてください
①季語の季節感が活かされているかの観点
②他に類想句がなく、独創性があるかの観点
③美しい若いなど形容詞を使ったり、楽しい悲しい辛いなど感情表現する言葉を使ってはだめ。そのような言葉を使わずにあくまで読者に想像させる
③写生の技術が生きているかの観点
④文学的な価値や詩的な美しさがあるかの観点
⑤リズム感がよいか
⑥文法的なあやまりがないか
⓻簡潔で効果的な表現がされていて言葉の無駄づかいがないか
⑧生活感や実感があり日常の生命の息吹を感じさせる内容か
⑨人工的すぎず自然な表現であるか
⑩多くの人の心にの人に響く普遍性があるか



22の禁止事項
俳句を作るときに次の21の禁止事項を必ず守ってください
①季重なりを避けるつまり、一つの俳句の中に二つ季語を使ってはだめ
②三段切れを避ける
④コンビニやスマホなどカタカナのありふれた言葉は使わない
➄廃駅　廃校　無人駅　道の駅などありふれた言葉は使わない
⑥できるだけ動詞は使わずに名詞を使って「モノ」に語らせる
⑦一つの俳句の中に動詞を二つ以上使ってはだめ
⑧一つの俳句の中に必ず指示された季語を含むこと
➈一つの俳句の中にい　や　かな　けり　など切れ字は一つしか使わない
➈歴史的仮名遣いを使用する
➉ 五・七・五の俳句のルールは必ず守る、字余り字足らずはだめ。字余りは上の部分のみ許される
11観念的なことは読まない
12何々だからどうしたという予定調和的な発想はダメ
13単なる状況説明になってはダメ
14全部言ってしまってはダメ。読み手に想像させることが大事
15季語の説明をしては駄目
16喜怒哀楽を直接表現してはダメ
17ほかの季語を入れても成り立つような俳句はだめで、この俳句にはこの季語しかないという感じで俳句を作ること
18テレビで見た新聞で読んだといったことはダメで身の回りのハッとしたことを読む
19演歌的な内容や川柳はダメ
20季語が絵画や写真に写っている情景はだめ
21過去のことを呼んではダメ。目の前の今を読むこと
22過去に類似の句があると絶対に入選しないので注意する


61のヒント
①大づかみにする　細かいことはさておいて物事をざっくりと大づかみにして俳句を作る例えば　日本がここに集まる初詣　
②二者択一　二つのうちどちらか答えの出ない二者択一をそのまま句に取り込む例えば　酒やめようかどの本能と遊ぼうか
➂場面転換　一つの句の中で世界を一変させます例えば　かくれんぼ三つ数えて冬となる
④小さな発見　言われてみればそうかなるほどと言う作り方　例えば　石段の初めは地べた秋祭
➄見立てる　外観の類似を句に取り込む　何かみていてあーこれは何何みたいだなという印象をストレートに読む　例えば八重桜駱駝は女ずわりかな
⑥言い換える　まず自分の現在の立場や状況を敷衍して言い換える　aというBのようなものという形　例えば喪主という妻の終の座秋袷　例えば遠足という一塊の砂埃　
⑦小道具に語らせる　気の利いた小道具で物語の展開を期待させたりする　例えば　指輪外して花冷えの指残る　遺品あり岩波文庫阿部一族
⑧象徴させる季語以外の事象や物で何かを象徴するというパターン　例えば　みな大き袋を負へり雁わたる
➈物に意思を持たせる例えば年の市空き箱もまた天仰ぐ
➉数字を生かす　たけのこや雨粒一つ二つ百　千の家の千の灯や広島忌　

⑪逆転させる　犬が人を噛んでもニュースにならないが人が犬を噛んだらニュースになる。この発想で例えば　「イノシシの食い残したる芋を掘る」　「みずすまし水引っ張って歩きけり」
⑫体感に置き換える感じたことを体の感覚に置き換えて俳句を読む　例えば「ゆく春やおもたき琵琶の抱心」「懐に乳房ある憂さ梅雨長き」
⑬理由を考える例えば「母を見にちょっと生まれし2月かな」　「じゃんけんで負けて蛍に生まれたの」
⑭因果関係を作ってしまう普通に原因と結果を言えばただの散文になるから注意する私的な納得がある因果関係を歌えるか
例えば「ひなげしを買えば百日愛される」　「散る桜海青ければ海へちる」
⑮動物の目で見る例えば「鳥帰るところどころに寺の塔」　「渡り鳥見る見るわれの小さくなり」
⑯動物と話す例えば「アオガエルおのれもペンキ塗りたてか」

⑰企業名や商標を盛り込む例えば　遠足の列大丸の中とおる　
⑱有名人の人名を盛り込む　例えばポスターに裕次郎いる氷店
⑲歴史を題材にする例えば　家康公逃げ回りたる冬田打つ　
⑳とにかく歩いてみる発想で例えば　桜から次の桜へ行くところ
㉑逆転させる　例えば水すまし水引っ張って歩きけり
㉒体感に置き換える　例えば　ゆく春や重たき琵琶のだきごこち
㉓理由を考える　例えば　じゃんけんで負けて蛍に生まれたの
㉔他人の目で自分を見る　水洟や鼻の先だけ暮れ残る
㉕動物の目で見る　例えば鳥帰る所々に寺の塔　　
㉖ 動物と話す　例えば青蛙おのれもペンキ塗りたてか
㉗自分が変身する　例えば本日は海鼠気味にて休業すイメージを借りる例えば　ダリの時計となる月光の水たまり　
㉘科学的に考える万有引力あり馬鈴薯にくぼみあり
㉙天気予報をしてみる　例えば大粒の雨が来そうよ鱧の皮
㉚地名を盛り込む　例えば広島や卵食うとき口開く　炎天より僧一人乗り岐阜羽島
㉛匂いを嗅ぎ取る　例えば香水の染みあり古き舞踏服
㉜不思議と思うなぜなんだろうと考えてみる　例えば箸という文化が不思議建国日
㉝視線を移すカメラをゆっくり回すような　例えばいなびかり北よりすれば北を見る
㉞左右で捉える　例えば右向けば左がさみし秋風裡
㉟東西で捉える例えば菜の花や月は東に日は西に
㊱触感を読む何かにふれた時の例えば　指先や首筋など食感の鋭いところが何かに触れるそんな場面を俳句に読む　例えば首筋にほつと蛍の生まれけり　例えば柔らかき母にぶつかる蚊帳のなか
㊲微妙な温度感覚を読むたとえばホット感じた冷たさやホッとする温かさ感じたその瞬間を読む　例えば頬杖の指の冷たき夕野分　例えば朝顔や素顔に叩く化粧水　

㊳建物の2階を読む例えば　叱られて姉は二階に柚子の花　二階より素足下りくる春の朝

㊴当たり前に読む　そう言われればそうだなというのでは無く正真正銘の当たり前を読んで俳句にする　例えば百歳は花を百回見たそうな　片足の遅れて上がる田植えかな

㊵目の前を通るものを読む　目の前を行き過ぎるものを見逃さずに読む　例えばお母さんどいてと君子通る　ザリガニの音のバケツの過ぎにけり　　

㊶何かがやってくることを読む　例えば蚊が一つ耳に来つつあり　例えば東大寺寺より春の来たりけり　
㊷比較してみる何かと比べてみることでイメージを膨らませる　例えば夜よりも昼の寂しき屏風かな　例えば風よりも身を細うしてごぼうを引く
㊸端っこを読む端　隅など何か俳句の切り口を端っこに見つける　例えば錦絵の端に描かれシジミ船　号泣の目の端をゆく蝸牛
㊹覗いてみる知らずに通り過ぎてしまいそうなものに興味を持って覗き込む　魚籠覗く夕陽明かりに落鰻　藻の花を除けば他界もくらかりき
㊺一箇所に絞る例えば　観音の腰のあたりに春蚊出ず　赤ん坊のあうら真っ赤に泣きじゃくる
㊻真ん中を読む真ん中に主役をどっしりと置く例えば銀杏散る真っ只中に法科あり　さび涼しさの真っ只中や浮御堂　例えば　みな椿落ち真ん中に椿の木
㊼行き当たりばったり目的もなく出かけてみてそこで出会ったものを読む　例えば青嵐神社があったので拝む　例えば何気なくきて菜の花に囲まれる　　13始まりを読む例えば　青ぶどう垂れ長き夏始まりの　紫陽花の色に始まるこの日誌
㊽終わりを読むサーカス小屋たたまれている桜かな　鮎すでに堕ちたる川の色を言何かを動かしてみる　例えば石投げて水を笑わす春隣
㊾そのものになりきる　例えば福助の座り疲れや果ての雪　例えば面白かったねと浮き輪より出る空気
㊿高さを見つける　例えば人の世を見下ろす高さ木守柿
51大きく捉える長々と川一筋や雪の原解説辺り一面の雪の原他には何もない少し高台から眺めた景色広がりのある句2　何かに映してみる墓石に映っているは夏みかん解説生命力のあるみかんを墓石に映した　
52　上を見る空をゆくひと固まりの花吹雪解説ちょっと視線を上に向けると見落としていたような花吹雪があった
53　しゃがんで見る飛ぶときの内もも白きガマガエル解説しゃがみこんで対象に思いっきり目を近づけています
54　動きを追いかける桐の葉は日当たりながら落ちにけり　解説描こうとするものをカメラの目になって追っていきす6一瞬の動きを切り取る
55 別の景色に切り替える火口湖は日のぽつねんとミズスマシ解説火口湖と太陽で何か古代のイメージですがそして我にかえったように水辺の水澄ましえカメラが
切り替わる景色を一変させる　滝落ちて群青世界轟けり解説突然目の前に現れた景色を読むあるいは視点がそのまま動かさずに見ている対象はそのままで景色や 外観を一変させる
56　匂いでドラマを演出　例　黴に追う城にランプと占い師
57匂わなかったものに追わす　例　貧乏に匂いありけり立葵　例　　初雪は生まれなかった子の匂い
58　匂った一瞬　例　斧入れて香に驚く冬木立
59音に浸る　例　冷奴時計の音ばかり
60聞こえないはずの音を描く　例　鏡餅小さな鼾盾にけり
61いろんな声のバリエーションを描く　例　やり羽根や油のやうな京言葉